Mammography : 乳房X線撮影装置

X線を使って乳房を撮影し、乳がんの有無を調べる検査です。

乳房を圧迫して撮影をする過程で、人により痛みを伴う検査ではありますが、圧迫をすることで被ばくの低減と画質の向上が得られます。良好な画像を得るため、受診者様のご理解ご協力お願いします。
 

マンモグラフィ注意事項

３Dマンモグラフィ：トモシンセシス

「毎年、市の乳がん検診でマンモグラフィを受けているから大丈夫」そう思ってはいませんか？検診マンモグラフィは２D撮影となっていますが、日本人に多い高濃度乳房（デンスブレスト）においては、乳腺の重なりにより、病変を発見しづらい場合があります。当院では、最新の３Dマンモグラフィにより、２D撮影では捉えることが難しい病変も見つけやすくなります。
 

乳腺濃度について

• マンモグラフィの画像では乳腺が白く写ります。一般的に乳腺は年齢とともに減少していきます。
• 乳腺濃度が高く、画像上白い部分が多い乳腺は「高濃度乳房」と呼ばれます。

• 日本人は「高濃度乳房」が多いとされています。
• がんも乳腺同様、画像上白く写り、「高濃度乳房」では病変が発見しづらくなります。

３Dマンモグラフィ（トモシンセシス）とは

• 通常の２Dマンモグラフィ同様に乳房を圧迫しながら挟んで撮影します。
• 撮影時間は５〜８秒ほどで通常の撮影より少し長めです。
• 撮影した画像はCTやMRIなどの断層撮影のように一度の撮影で複数枚の画像が得られます。
• 被ばくは通常のマンモグラフィ検査とほぼ同等です。

３Dマンモグラフィ（トモシンセシス）のメリット

•  乳腺の重なりによって発見しづらかった病変が発見しやすくなります。逆に病変に見える部分が重なりがなくなることで病変ではなかったということもあります。

費用について

•  市民検診のクーポンではご利用いただけません。ドックや保険診療の際は標準撮影としています。

Ultrasonography : エコー検査

超音波（エコー）という人の耳には聞こえない音波を体表に当て、体内の組織から跳ね返ってきたエコーを画像にする検査です。

高濃度乳房の方はマンモグラフィでは病気が見つけにくいことがあります。エコーと併せて評価をお勧めします。
 

エコー検査について

エコー検査　注意事項

 

乳腺MRI : Breast MRI

造影剤を使った乳腺の検査です

乳腺MRIの検査は造影剤を使用し、うつ伏せで行う検査です。
乳がんの検出感度が高く、マンモグラフィのような圧迫による痛みはありません。遺伝的に乳がんに罹りやすい方に有効的な検査です。
  MRI検査について